2024年パリオリンピックで阿部詩選手がケルディヨロワ(ウズベキスタン)選手に谷落としで1本負け!
優勝候補筆頭と観られていた詩選手の敗戦に衝撃が走った!
その負けた詩選手が泣き叫ぶ姿に賛否両論が!
なぜ詩選手が負けたのか、なぜ泣いたのか調べてみました!
阿部詩はなぜ負けたのか?
阿部詩選手はなぜ負けたのか。
2021年の東京オリンピック後、両肩の関節唇修復手術!
関節唇とは、肩甲骨と上腕骨のつなぎ目に存在するパッキンのような軟骨状組織のこと。関節唇が傷つくと大きく動かすと痛みがでたり、肩を脱臼しやすくなったする。一度損傷すると改善するには手術しかないようです。
復帰後の2022年と23年の世界選手権では優勝!
しかしその後は腰痛に悩まされ、2023年10月の国際大会を欠場。
それにより世界ランク9位まで降下。シードから外れる要因に!
今回世界ランク1位のケルディヨロワと2回戦で当たるという不運も重なった。
詩選手は誰と戦っても勝たないと金メダルはないとシードから外れても気にした様子はなかったのですが。。
2回戦で負けたため敗者復活戦にもまわれずメダルも獲得できず。
敗者復活に出れていればメダルは獲得できていたでしょう。
それだけに2回戦でヨロワ選手と当たったのが悔やまれます。
ヨロワ選手に負けた原因
肩やの故障や腰の不調もあったのでしょうが、試合を観ている限り体調も良さそうで技の切れ、スピードもありました!
事実1回戦出口ケリーでは大外刈りで1本勝ち。開始57秒のことだった。
2回戦でのヨロワ戦でも冷静に戦い、開始2分で技ありを奪い主導権を握る。
さすが詩選手は強いなと思ってみていたところ、3分をすぎ一瞬のスキを突かれ谷落としで敗れた!
「今回はケルディヨロワの作戦勝ちと言えるでしょう。相手は過去、詩に対し2戦2敗。まともに組み合ったら、キレのある技が豊富な詩に対して勝ち目はない。ケルディヨロワが勝機を見出すには、しっかり組まずに、組み際を狙って技を繰り出すしかない。組み際に一気に間合いを詰め、右大内刈りで迎え撃った詩を谷落おとしで沈めたのは研究の成果ではないか。詩は先に内股で技ありを奪って優位に立ち、相手が指導を2回食らっていたことから、一瞬の隙を突かれたのも敗因でしょう」
引用元日刊ゲンダイ
詩選手が強いといっても普通に考えれば世界ランク1位と9位。
ヨロワ選手の方が有利。連覇確実と日本中で騒がれたプレッシャーもあったのでは。
試合後、詩選手はインタビューでこう答えている。
「すごく強くて、最近の試合でも勢いがよく、投げ感もすごくあって、という良い選手だったので、警戒はしていて。すごく対策も稽古の中ではしていたんですけど、それを相手が上回ってきたなという感じです。」
油断していたわけではないだろうが、相手の術中にハマったというかやはり研究され尽くされてるのでしょうね。
お互い研究し合い今回はヨロワ選手の方が見事上回ったということでしょう。
阿部詩選手が泣き叫ぶのは間違いなのか?
ヨロワ選手に1本を決められ呆然とする詩選手。
畳を降りる前から、コーチの前で大声で泣き叫ぶ詩選手!
あまりの号泣に立ち上がれずコーチに支えられ会場を後に。
その際に会場から詩コールが!
フランスは柔道大国!競技人口日本4倍!
詩選手のフランスでの知名度も高いのでしょうね。
礼もできず泣き叫ぶ詩選手に賛否両論!
悔しいのは詩選手だけではないと思うんだよね。泣く気持ちは分かるけど、それを我慢していた選手も多いというのは忘れてはいけないと思う。
金メダルの人以外はみんな負けている。同じ思いをしている。国によっては文字通り命懸けの試合をしている人もいるでしょ。悔しくて泣くことはいいと思いますが、裏で泣き叫べばいいんじゃないかな。
俳優の石原良純さんは
「時に勝負だから残酷なところもあるけど、僕はこういう姿もオリンピックの1ページだなぁって。まだ始まったばかりだけどもしかしたらこのシーンが今回のオリンピックで一番印象に残るシーンなのかもしれない」
とコメント。
オリンピックという特別の舞台。
この日のためアスリートたちは4年間という月日を練習にあてる。
詩選手も負けた瞬間から頭の中が真っ白になって泣き叫んだのではないだろうか?
一般人の私たちからすればなんであんなに泣くんだろうと思うかもしれない。
しかし普段私たちには解らないような努力を積み上げオリンピックに出ている!
しかも連覇間違いなしの期待を背負って!
人目をはばからずあんなに大きな声で泣けるというのは相当の感情が入り交ざって泣いてると思う。
私はその姿にとても心揺さぶられもらい泣きしてしまった!
色々いわれることもあるとと思うが、あの舞台に立てる人にしか理解できない涙だと思う!
この敗戦で落ち込むこともあるがこれからも兄の阿部一二三選手と共に次のオリンピックで金メダルを獲得してください!