2025年5月、マクドナルドで発売されたハッピーセット「マインクラフト ザ・ムービー」および「ちいかわ」コラボは、日本中で話題となり、多くの店舗で即完売となるほどの人気を博しました。
爆発的人気の裏で横行する「転売ビジネス」
今日のハッピーセット人気の背景には、世界の人気を熱いマインクラフトや、子どもから大人まで愛される「ちいかわ」とのコラボという強力なコンテンツの存在があります。
しかし同時に、フリマアプリやオークションサイトには、ハッピーセットに付属するおもちゃが高額で転売される事態が発生している。定価では手に入らない多くのファンが、数倍の価格で「買って見て」状況に追い込まれています。
さらに悪質なケースでは、購入制限(おひとりさま4セットまで)をかいくぐるために、家族や仲間を使った「購入代理」、複数店舗を巡る「買い回り」が常態化しています。中には、販売を「ビジネス」として成立させる販売業者も存在します。

転売ヤーっなんでもかんでもお金儲けのことしか考えてないんだね。
そろそろ転売に対する法律を成立をしたほうが良いのでは!
儲けた分の2倍罰金をとるとか?
マックのハッピーセットのちいかわを
— サキガケ (@nihonpatriot) May 18, 2025
転売するアカウントを停止したほうがいい pic.twitter.com/z1XdER8Isf
転売による「食品廃棄」という大問題
おもちゃだけが注目で購入されたハッピーセットでは、ハンバーガーやポテト、ジュースなどの食品がそのまま捨てられるケースが後を絶ちません。
食品廃棄は、倫理の問題に存続しません。
景品が欲しくて、ハンバーガー購入。
ポテトやハンバーガーは要らないから廃棄。
これほど無駄なことはないですよね。
世の中には日々の生活に困り、食事も満足にできない人もいるというのに。
マクドナルドの対処や考え方は?
マクドナルドはこれまで、注文を受けてから調理する「メイド・フォー・ユー」方式や、食品リサイクル法に基づく残渣の飼料化・肥料化など、食品ロス削減に積極的に取り組んできました。
「転売目的での購入はご遠慮ください」と公式に言われても、実際にはその意図が守られていない現実があります。
今後求められる対策とは?
企業側の取り組み
- 購入制限で複数回購入の制限。:思考証明による本人確認や、同一アカウントでの複数回購入の制限。
- おもちゃの抽選販売需要:希望者に事前抽選で配布し、過剰な商品の取り合いを防ぐ。
- おもちゃ単体販売の検討:フードとセットにせず、単体で販売することで食品廃棄を防ぎます。
このように最初から「販売すればいいのに」という声もあがっています。
消費者側の意識改革
- 「必要な分だけ買う」「食品は大切にする」
- 転売品を購入しないことで市場を成立させないという行動も重要です。
購入する人がいなければ値段もあげれない。儲からないければ転売しない。
時間が経てば、おのずと手に入るようになります!
ハッピーセットは「誰のため」のものですか?
「子どもが楽しみにしていたのに買えなかった」「朝から並んでも買えなかった」――SNSには、子どもたちの笑顔を奪われた保護者の悲痛な声が溢れています。
かつて社会問題となった「びっくりマンチョコショック」を思い出した人も多く、今だからこそ「誰のためのキャンペーンか」を考えて検討する必要があるのではないか。
マクドのちいかわハッピーセット
— さなちゃん (@nkt37A) May 17, 2025
娘が欲しかったやつ当たって大喜び!
おい転売ヤーよ
ハッピーセットは子ども達のこのハッピーな笑顔の為にあるねんぞ
親はその笑顔を見てハピハピハッピーになるねん
ちなみにおかんはカレンダーかペン立てがよかったが純粋な願いしか神様はきいてくれないようで🥹 pic.twitter.com/LWVM9xKx1s
まとめ
ハッピーセットは本来、純粋に景品を欲しいと思う人が、マクドナルドを訪れ購入する。
企業側も狙いは来店して購入して売り上げを上げるのが、目的なわけですから、転売や食品廃棄の問題が騒がれると迷惑でしょう!
子供たちの手に渡るようになっていくといいですね。
「楽しい」はずのハッピーセットを、本当に「ハッピー」な存在として未来に残していくために――社会全体で考え、行動する時です。