【追悼】ハルク・ホーガン死去!彼が残した功績と印象的な戦い!最近の活動は?

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2025年7月24日、プロレス界にとって一つの時代が終わりました。アメリカン・プロレスの象徴的存在、ハルク・ホーガン(本名:テリー・ジーン・ボレア)が、フロリダ州クリアウォーターの自宅で心停止のため亡くなりました。71歳でした。

数々の名勝負とカリスマ性、そして時代を象徴するキャッチフレーズと共に、彼は単なるレスラーに留まらず、“アメリカンヒーロー”として世界中のファンに影響を与えてきました。この記事では、その輝かしいキャリアと遺産、死去に至るまでの歩みを振り返ります。


目次

■ プロレス界の頂点を極めた伝説の歩み

圧倒的な実績:タイトルと栄誉の数々

ホーガンのキャリアは、まさに「黄金伝説」と呼ぶにふさわしいものでした。

タイトル・栄誉回数備考
WWE世界ヘビー級王座6回1984年、アイアン・シーク撃破で初戴冠など
WCW世界ヘビー級王座6回nWoの中心人物として活躍
WWEロイヤルランブル優勝2回1990年・1991年に連覇
IWGPリーグ優勝(新日本)1回1983年、アントニオ猪木に勝利
WWE殿堂入り2回個人(2005)、nWoとして(2020)
プロレス殿堂(PWHF)2003年アメリカの殿堂入り

この他、初代レッスルマニア(1985年)のメインイベントを務めるなど、ホーガンの名前は常に時代のど真ん中にありました。


■ 社会現象“ハルカマニア”の誕生

「Whatcha gonna do when Hulkamania runs wild on you?」

この名セリフと共に生まれた“ハルカマニア”は、単なるファンムーブメントではなく、社会現象となりました。ホーガンはプロレスを「家族向けの国民的エンターテインメント」に変革し、MTVや映画『ロッキー3』など、メディアとの融合を果たしていきます。

特に1987年のレッスルマニアIII:アンドレ・ザ・ジャイアント戦は、プロレス史上に残る名場面。9万人を超える観衆の前でアンドレをボディスラムし、その瞬間、ハルカマニアは頂点に達しました。


■ nWoとヒール転向──時代を変えた決断

1996年、ホーガンは“正義の味方”から一転、WCWでnWo(ニュー・ワールド・オーダー)を結成しヒール転向。この決断は大きな衝撃を呼びましたが、同時に業界に新風を吹き込み、90年代のプロレスブーム再燃を支える原動力となりました。

このフェーズのホーガンは、善悪を超越した「時代の象徴」そのものであり、プロレスの再定義に大きく貢献しました。


■ 引退後の活動と晩年の歩み

ホーガンはリングを離れた後もプロレス界と密接に関わり続けました。WWE殿堂入り後は司会やゲスト出演を通じて後進に影響を与え、自身のリアリティ番組『Hogan Knows Best』では家族との日常を公開し、新たなファン層も獲得。

しかし晩年は、慢性的な腰・首の痛みや度重なる手術に苦しめられ、活動は次第に減少。それでも、ファンとの交流には積極的で、SNSやイベントでのメッセージを欠かすことはありませんでした。

2025年5月には首の大手術を受けており、回復が報じられていましたが、7月24日、静かに息を引き取りました。


■ それでも前に進もうとした“最後のプロジェクト”

驚くべきことに、ホーガンは亡くなる直前まで新たな挑戦を準備していました。2025年6月、自身の新団体「リアル・アメリカン・フリースタイル」を立ち上げ、8月に旗揚げ大会を予定していたのです。

それは、若手レスラーに夢と舞台を与えるべく設計された“新しいアメリカン・プロレス”の形。そのビジョンは実現こそ叶いませんでしたが、ホーガンの“闘い続ける姿勢”は多くの人の記憶に焼き付きました。


■ 世界中のレスラーとファンに与えた影響

ホーガンが残したものは「記録」以上に「記憶」です。

  • プロレスをメインストリームに押し上げた牽引者
  • 若手レスラーが目指す“アメリカン・ドリーム”の体現者
  • カリスマとメディア戦略の融合
  • 世界中に広がった“ハルカマニア”文化

彼の試合スタイル(ハルクアップ、ビッグブーツ、レッグドロップなど)はもちろん、日本でも「イチバァーン!」の雄叫びとともに記憶され、今なお語り継がれています。

彼の存在感はプロレス界でも「イチバァーン!」で飛びぬけていました!


■ おわりに──「プロレスの象徴」は不滅

ハルク・ホーガンという男は、筋骨隆々の肉体と力強いキャラクターで観客を魅了しただけでなく、「プロレスとは何か」「スポーツとエンタメの境界とは何か」という命題に対して、明確な“答え”をリングで示し続けた存在です。

彼の名はこれからも語り継がれるでしょう。なぜなら、ハルク・ホーガンとはプロレスそのものだったからです。

合掌。ありがとう、ハルク・ホーガン。あなたの遺したものは永遠です。


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